家族葬は、親しい近親者のみを招いて行う葬儀形式のことです。参列者の人数が限られるため、故人さまを偲ぶ時間をしっかり過ごすことができます。少人数で行われるため、一人ひとりの想いが反映されやすい特徴があります。

家族葬でも香典や供花をいただくことは一般的です。
ただし、家族葬は親しい人だけで行う小規模な葬儀のため、香典や供花を受け取るかどうかは故人や喪主の意向によります。もしお悩みであれば、事前に近親者や喪主に確認しておくと良いでしょう。
香典や供花をいただく場合は、感謝の気持ちを忘れずにしっかりとお礼を伝えることが大切です。

家族葬を終えたことを知らせる際、挨拶状を送ることが一般的です。
挨拶状を書く際の注意点として、故人が亡くなったことを伝える部分と、家族葬を行ったことの報告を含めます。
お詫びの言葉は明記しなくてもいいですが、入れる場合は「本人の遺志により」「故人の生前の意向により」などを使います。

家族葬の場合、参列者が家族や親族だけであれば、会葬返礼品は一般的には必要ありません。家族葬は親しい人のみで行われるため、参加される方々もお互いに理解し合う関係にあることが多く、返礼品を用意しないことが多いです。
ただし、地域や家族の方針によって異なる場合もありますので、もし不安がある場合は、喪主に確認しておくと良いでしょう。基本的には、心と心での思いを大切にする形が望ましいとされています。